邦題からイメージするような犬の映画ではなく、人と人が結婚して家庭を築くことについての映画だった。
夫婦の成長譚であり、リアルな人生の物語だ。
オーウェン・ウィルソン演じるゴーガンは、良き夫であり、良き父親であり、良き友人であり、良き職業人であり、良き部下である。
(唯一、世間一般的には良き飼い主ではなかった)
そのアティテュードが真っ当すぎて、上っ面の正論ばかり言っているようにも見え、結構周囲の反感を買うタイプかもしれない。
とても普通の人ではあるんだけど、絶対にブレない信念のような善良さ、倫理観、肯定感を片時も失わない生き方に心を打たれた。
終盤ではイーストウッドの「ルーキー」のような立場入れ替わりシーンもあってほっこりした。
ラストのゴーガンのモノローグで何か心に沁みる良いことを言っていたようだが、涙で字幕が読めなかった😭😭😭
点数はそのモノローグに。
ちなみにマーリーの名付けは車中で聴いていたボブ・マーリーに因んでいる。
Shiny Happy People とかLithiumとか流れるので世代の人は覚悟して。
Shiny Happy People のイントロってかっこいいなと再発見。