緩やかさ

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたことの緩やかさのレビュー・感想・評価

4.6
邦題からイメージするような犬の映画ではなく、人と人が結婚して家庭を築くことについての映画だった。
夫婦の成長譚であり、リアルな人生の物語だ。

オーウェン・ウィルソン演じるゴーガンは、良き夫であり、良き父親であり、良き友人であり、良き職業人であり、良き部下である。
(唯一、世間一般的には良き飼い主ではなかった)

そのアティテュードが真っ当すぎて、上っ面の正論ばかり言っているようにも見え、結構周囲の反感を買うタイプかもしれない。

とても普通の人ではあるんだけど、絶対にブレない信念のような善良さ、倫理観、肯定感を片時も失わない生き方に心を打たれた。

終盤ではイーストウッドの「ルーキー」のような立場入れ替わりシーンもあってほっこりした。

ラストのゴーガンのモノローグで何か心に沁みる良いことを言っていたようだが、涙で字幕が読めなかった😭😭😭
点数はそのモノローグに。

ちなみにマーリーの名付けは車中で聴いていたボブ・マーリーに因んでいる。

Shiny Happy People とかLithiumとか流れるので世代の人は覚悟して。

Shiny Happy People のイントロってかっこいいなと再発見。
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