Sankawa7

透明人間のSankawa7のレビュー・感想・評価

透明人間(1954年製作の映画)
4.0
Netflixにて

何とか人間シリーズの元祖‼️

ゆえにまだモノクロ、出てくる街並みも英語の看板がちらほら見受けられるなど、まだ占領の爪痕を強く感じる時代背景

盲目の少女を救おうとする優しいおじいさん、藤原釜足、彼らを見守るピエロのおじさん、これが実は透明人間

ハリウッド映画のインビジブルなどでもみれた通り、透明になると人間はやりたい放題悪さをしまくる悪役の印象があったが、本作に出てくる透明人間は完璧な善人、😭

サイパンの特攻部隊で透明化をされた兵士たちの生き残り
腐ることもなくつつましく生きているが、姿が見えないと不都合があるため、普段はピエロのメイクをし、🤡姿で暮らしている

悪徳キャバレーのやくざ者達に奴隷のように扱われそうになる人気キャバレー歌手がヒロイン三條美紀、犬神家の一族の印象が強いが、若い頃はグラマラスで顔もハーフのような顔立ち、あまりのスタイルの良さにびっくり、💃🏼
さすがに歌は吹き替えだと思うが

透明人間は彼女や盲目の少女を救う正義の人、数少ない理解者が三條美紀であり、後にガス人間を演じる記者役の土屋嘉男というのが面白い

主題は透明人間と三條美紀のはかない純愛、なるほど、この辺のフォーマットやテーマは後のシリーズ作品にいろいろな形で引き継がれている訳だ

特撮技術は光学撮影技術により、見事に透明化半透明化の映像化に成功
すごい、さすが、😵

原点と言われる作品だけありとてもよくできていた

ちなみに、
カバーアイコンは凄くミスリーディング
これは透明人間が美女を誘拐してるシーンではなく、やくざ達に拷問されている不幸な女性を助けているシーンです‼️
Sankawa7

Sankawa7