本多猪四郎監督作。
原作ではロシアが敵らしいのだが、今作ではムー帝国が世界中に宣戦布告。
その野望を阻止するために、秘密裏に建造された海底軍艦で立ち向かう。
この海底軍艦、陸海空を自在に進むことが出来てそれにあわせた変形までするという、いまや日本のお家芸となった変形メカ。この作品にすべての原型がある気がする。
さらにストーリーは日本帝国軍のリベンジマッチである。これも宇宙戦艦ヤマトやローレライなどにも影響を与えたと思われる。
ムウ帝国皇帝がちょっとおマヌケなのと最後の展開があっさりすぎたりと、まあツッコミどころはありますが、すべての原点としての価値はあるのではなかろうか。
主演の高島忠夫と藤山陽子はたいへんな美男美女なのでそこも注目。