みんたろう

レベッカのみんたろうのレビュー・感想・評価

レベッカ(1940年製作の映画)
3.7
2020年112本目

前妻のメイドによる嫌がらせの連続、かと思いきや全然違う展開。

一度も姿の映らないレベッカの人物像に色々と想像がかき立てられる。
最期は一人秘密を抱えて死んだ彼女だが、他人に理解されない、知られない思いにこそ、その人の人間性が現れるのかもしれない。

80年ほど前のモノクロながら、光の使い方が面白い。
映写機のライトに浮かび上がる顔や、ラストの炎のシーンなど、登場人物の心情を上手く映し出している。

ラストにかけての怒涛の展開、嫌いじゃない