レベッカの作品情報・感想・評価・動画配信

「レベッカ」に投稿された感想・評価

zhenli13

zhenli13の感想・評価

4.1
素晴らしく面白かった!!何故今まで観なかったのか……

ジョーン・フォンテインが初めてレベッカの部屋に入ったときの、豪奢な調度やジュディス・アンダーソン演ずるダンヴァース夫人を映し出す光と影の妙。
ダンヴァース夫人の崇拝ぶりをもっと追ってほしかった。
ひる

ひるの感想・評価

4.5
言葉とイメージの流動的な関係性を巧みに利用したヒッチコック流サスペンス。レベッカに対する人物一人一人の印象の差異も本作の楽しみの一人であるが、それにしても夫人の不気味さから生まれるインパクトは絶大だった。
tenta

tentaの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

流石はヒッチコックというようなジリジリと進む展開とラストに畳み掛けるどんでん返し!ヒッチコックは映画を乗り物だと理解しているというか、身動きできない私たちを理解してエンターテイメントを作っている。

主人公が巻き込まれていくヒッチコックのサスペンスは、その主人公を通してしか観客に物事が伝えられないのだ。だからこそその主人公に感情を投影し、また主人公が危機的状況になると唯一の話者を失い、謎が解明されないのを観客は恐れるのだ。

物語のテンポもヒッチコックは自由自在に操っている気がする。最初の夫婦の出会いまではかなりテンポよく進むが、次第に今は亡き元妻のレベッカの存在が露になると物語はジリジリと焦らすように進んでいく。そしてそれらの事件が解決に近づくにつれてあらゆる真実がこれでもかとあふれかえる。そして最後の屋敷のシーンで私たち観客のカタルシスは成し遂げられるのだ。

登場人物がまたサブキャラ含めていかがわしさ満点の人物ばかり。主人公以外はほとんど信用できないのだ。常に薄ら笑いを浮かべているレベッカの従兄弟や、レベッカのメイドだった常に無表情のダンバースは特にキャラが立った存在だ。一方方向からしか見られないそれらのキャラはある意味ではステレオタイプ的に描かれる、つまり感情移入を阻害する。これがまた観客が主人公のみを信用するしかないというところに行き着かせるのかもしれない。彼らサブキャラの人間性はあくまで主人公の主観からしか描かれないのだ。また、既に死んだレベッカもこの映画には一度も姿を現さない。それもまた主人公が得た情報からしか私たち観客は想像するしかないからなのだ。

ヒッチコック映画は二度繰り返して観るためにはあまり作られていないのだと思う。まさにその映画館でしか体験できない緊張感を味わうために作られているのだ。
pino

pinoの感想・評価

4.5
ヒッチコックの洗礼を受けたよ

途中までこの神経衰弱ルートをずるずる続けるのかと思ったらどんでん返しのどんでん返しで急にテンポアップしてなんじゃこりゃーー!!って言ってたら終わってた

素晴らしい
まみ

まみの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

レベッカは一度も登場していないのに
その姿も人格もそこいるよう
ストーリーが進むにつれて
レベッカの人物像が変化

新妻の挙動不審な演技
メイドの亡霊感
指で額にキス

男女のこじれよりも
崇拝者の狂気的な愛についての物語
hana

hanaの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック監督作品。

ウィンター氏との結婚から古城のようなお屋敷マンダレーに住むことになった主人公。夢の生活を手に入れた筈が、彼の元妻レベッカの面影が随所に残るマンダレーは彼女にとって次第に辛い場所になっていく。

マンダレーの住人(ウィンター氏、従者、メイド、執事)や来客は皆謎めいていて元妻に関するある事情を共有している。彼らと主人公の間にある埋まらない溝。彼女の心にあらゆる方向から疑念を入れこんでいく過程の描き方が素晴らしい。

ウィンター氏からも指摘されていたように、主人公の顔付きは前半と後半では全く異なっている。純真さと可憐さはすっかり影を潜めて、何かに怯えるような不安げなその表情は酷く疲れてしまっている。

真実は闇に葬ろうとも必ず暴かれる。他人の人生を変えてしまう程の秘密を生涯自分の中に留めておける人はどれ程いるのだろうか。見解を変えれば、大罪を背負っても生きていけるのだろうか。色々考えさせられました。

この作品で唯一のオスカー作品賞を受賞した監督。ローレンス・オリヴィエが紳士的で色気があって凄く格好良かったです。
名匠・ヒッチコックのハリウッド進出作。

なんかこの頃の映画って、やや音楽過多な気がするんですが、これって何なんですかね?

それはともかく、さすがにサスペンスとしての完成度は高く、ヒロイン役のジョーン・フォンテインも美しく撮れています。

原作ものとはいえ、後半のどんでん連打はいかにもヒッチコックって感じで、こういった明快なミステリ要素こそ、現在に至るまでヒッチコック作品が長く観られる一要因なのでしょう。序盤、伝奇ロマンと思わせといて...のミスリードも上手いですな。

演者もサブキャラ含め総じていい感じですが、やっぱ主人公に辛く当たる家政婦長・ダンヴァース夫人のジュディス・アンダーソンが最もおいしいかな?

あと確かに「ファントム・スレッド」って、割とこれが踏まえられてる感じですよね。
かつ

かつの感想・評価

4.2
屋敷の憑き物としてのレベッカがマンダレーを生きてるオーバールックホテルにしていた
もしかしたらこれはアンハッピーエンドの極みだ

このレビューはネタバレを含みます

横溝作品の様な、おどろおどろしい雰囲気の名作。

ダンヴァース夫人の無表情が何より恐ろしい。
前妻レベッカの、多面性。
何故夫に嘘を吐いたのかを考えると、決して端から見た美しく温厚篤実な夫人、奔放酷薄な悪女といったイメージだけでなく、寂しさ哀しさも感じられました。
tyaneri

tyaneriの感想・評価

4.3
母親が好きだった映画。煌びやかで優雅なマンダレーとその薄暗い影。
十数年前には理解出来なかった結末が今では腑に落ち、恐ろしい女性 というイメージだけのレベッカ像が覆った。
男女の愛は奥深いなぁ。

鉄仮面のダンバース夫人も何気に綺麗なひと。
南フランスでのマキシムと マリアンの馴れ初めシーンは実に可愛らしく微笑ましくてすき。
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