鬼才アラン・ロブ=グリエが脚本を務めた、"映画史上最も難解な映画"と評されている本作、果たして、、、。
超ざっくり言えば、"嘘か実かそれとも夢か"みたいな映画。主人公の男Xがある女Aに迫る、「"去年マリエンバートで"あなたと出会った」。女の方にはそんな記憶はありません。
っていうただのミステリー要素の強い映画であるだけならばそこまで難解とは言えなかったのかもしれません。
何が訳分からないかって、よくある時系列グチャグチャ映画なんですよね。しかも時間軸が移り変わった時点でのカットの繋ぎ方が絶妙(というかカットが途切れていないところもある)なので、頭の中はゴチャゴチャ。これを先述のミステリー要素に被せてきてる訳だからさらに混乱します😵💫
おまけに結論が分からず終わってしまったので、すごい歯痒さが残りました。
ドキュメンタリーではないのに、語り手による物語進行が多かったのもミソ。どこか不気味な雰囲気が漂ってました。
だだっ広いホテルと庭、おしゃれな映画風景が印象的でした。