去年貴方と出会い、一年後の今日、駆け落ちの約束をしました…と言う男、それを覚えていない女、そしてその夫らしき男
どこか死の世界を匂わせる、無機質な雰囲気
同じようで同じでないセリフ
大量の写真と共に存在する並行した世界
愛する人と結ばれたくて、忍び込む、隠れる
繰り返される勝てないゲーム、でもいつか…
正解のない答え合わせというか、こんな矛盾だらけの世界観がたまらなく好き。でも放りっぱなしでもなくて、これは緻密に練られたストーリーなのかも
脚本担当アラン・ロブ=グリエの作る迷路は、それこそ最初は戸惑うけれど、バチっとハマった時の高揚感は病みつき!切なく怖くて面白かった!