スギノイチ

ゴジラ対メカゴジラのスギノイチのレビュー・感想・評価

ゴジラ対メカゴジラ(1974年製作の映画)
4.8
今作の敵は新怪獣メカゴジラ。
ブラックホール第三惑星人に造られた今作のメカゴジラは、シリーズ屈指の悪役だ。
まずはゴジラの皮をかぶった偽ゴジラとして登場し、いろいろ悪さをする。
手始めにアンギラスをボロ雑巾状態に叩きのめし、口を裂いて瀕死状態に追い込む。
アンギラスは「ゲベベベベ」とか言ってどっか逃げたが、きっと死んでいるだろう。
その後、本物のゴジラと対峙。炎と共にメタリックボディが姿を現す。
ゴジラのふりをしていた事に何の意味があったのか全く不明だが、非常にハッタリが効いている。

その後、沖縄からキングシーサーというこれまた役に立たない相棒を味方に付けたゴジラ。
案の定メカゴジラの強さは半端ではなく、ド派手で多彩な攻撃でゴジラを苦しめる。
指、目、胸、膝、足、肩、全身から武器を一斉に発射しゴジラとシーサーを一歩も近づけない。
首を『エクソシスト』みたく回転させ、前後のゴジラとシーサーを同時攻撃。
首を高速回転させてバリアを張り要塞状態になる等、ギミックアクションが非常に楽しい。
最期はゴジラに首をもがれて停止してしまうが、これは次作の伏線となる。
相変わらずとってつけたスパイアクションが邪魔臭いが、非常に楽しい娯楽作品だ。
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