独裁的な大統領による統治とか今観ると社会風刺の側面がより刺さるのは何とも皮肉。『ゼイリブ』もそうだけど、ジョン・カーペンターはあくまでB級インディペンデントを貫きながら、実は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいなSF的視点を持ってるのかもしれない。それはさておいて、前作より予算が上がってスケールはそれなりにアップしてるのに相変わらずのチープなミニチュアやCGIは最早カーペンター節。見世物ゲームが入るのもお決まりというか。でも何だかんだ生き残っちゃうスネークのサバイバリストっぷりと画面にいるだけで問題解決しそうな安心感は健在。規模を大きくした分ストーリーがとっ散らかってるのが難点かな。でも観ていて楽しいからそれでよし。