世界史をちゃんと学んでないからか、自分にはこの映画のストーリーや背景を理解しているとは言えない。それでも、クストリッツァが自らの苦悩や痛みをシニカルなコメディへと昇華し、消えた祖国への愛と、激動の中で>>続きを読む
歴史的名作と言って間違いないでしょう。最高にアツい傑作。
007のようなスパイ映画要素もあり、トーナメントでのカンフーバトルは肉体的で生々しく、どれもかっこいい。ブルース・リーもカンフーのみならず、>>続きを読む
完全に圧倒された。映像と音楽が織り成す独特の世界観、迫力溢れるアクションシーン、そして何よりクライマックス鉄雄が変異していく場面は本当にすごかった。これが1988年の映画だなんて。
ディストピア映画>>続きを読む
Love actually is all around.
毎年クリスマスに観る映画を映画館で観れる幸せ。冒頭のナレーションで号泣、その後も何度も涙した。何回観ても感動する普遍的な愛の物語。優しさと少>>続きを読む
なんだろう...なんかちょっと違う感。
伝記映画に史実への忠実さは求めてないので、総じてエイミーの生涯を美談にしすぎなところはあったけど、それは構わない。なんとなく、エイミー本人も生々しく壊れていく>>続きを読む
出演時間少ないけど結局ヴァン・ダム先生が美味しいところもっていくなぁ。ヴァン・ダムが映らない間のゴタゴタが間延びしてた。筋肉の無駄遣いだけど、少しは休みたかったのでしょう(?)。『蝿の王』やら『ウィッ>>続きを読む
私は『ジョーカー』の続編としてこれ以上ない出来だと思うし、前作のラストをリスペクトしていると思う。人は誰しも夢から醒める。少し早く現実に戻る人もいれば、まだ夢の中の人もいるし、起きてなお「甘い夢」にす>>続きを読む
本当にシリーズ最高傑作だった。ジョン・クレイマーを主人公にもってきたのは正解。しかもゲームが始まる前にしっかりジョンの内面の葛藤を描いているので、シリーズ屈指の残忍さを誇るゲームなのにどこかジョンにシ>>続きを読む
薬師丸ひろ子がかっこいいのなんのって。
括りとしてはヤクザ映画なのだろうけど、ごく普通の女子高生がひょんなことからやくざの組長になったことで起こるドタバタ喜劇のように始まり、麻薬絡みの不穏な空気が漂>>続きを読む
ロードショー時以来二度目の鑑賞。初見時は映画というより鏡を見ているようで、茫然自失としてしばらく映画館の椅子から動けなかった。今回改めて観て、やっぱり自分とジョーカーは重なるところが大いにあるけれど、>>続きを読む
素晴らしい映画。
津波に飲み込まれ離ればなれになった家族が希望を失わない、そのシンプルなストーリーにどれだけの奇跡と感動と救いがあるか。そして助け合う精神。極限の状況下で、見ず知らずの人同士を気づか>>続きを読む
熱狂のライブとはこれのこと。映画も会場のアツさをしっかり封じ込めている。
勢いもアンサンブルも全盛期のオアシス、飲んだくれリアムの圧倒的なオーラとフロントマンっぷりはまさにロックンロールスター。観客>>続きを読む
「この映画を全ての音楽家に捧げる」
チャーリー・パーカーの伝記映画としては、ある程度ビ・バップの人物相関を知っていないと物語についていけないかもしれない。時系列もコラージュのようにシャッフルされてお>>続きを読む
最高!これぞ80s!!
ストーリーはいたってシンプル。冒頭からカーレースと80sメタルでガンガンテンションを上げていく。生身のカースタントと爆破は80年代だからこそのリアリティ。曲がりくねる崖っぷち>>続きを読む
Hi, Paul here.
イントロダクションの挨拶、ビートルズの時とテンション変わってない!これだけで既に涙ぐみ始めた私がいる。
映画そのものはお蔵入りになったテレビ用ドキュメンタリーなので、>>続きを読む
フェデ・アルバレス、「エイリアン」シリーズ大好きなんだろうな。セルフオマージュ満載。だけどそれに止まらず、しっかり単作としての面白さがあるし、「エイリアン1.5」として後のリプリーの物語に繋がる要素も>>続きを読む
『プロメテウス』ほどの未知の領域に踏み込んでいくスリルは感じなかったけど、1作目『エイリアン』との橋渡しとなるストーリーと、さらに深掘りされる「創造」の概念、そしてSFホラーらしい恐怖とグロテスクさが>>続きを読む
いやぁ最高。たまらん。こういう世界観大好き。
「エイリアン」シリーズのまさに前日譚。謂わば人間がエイリアンに出会うまで。なのでエイリアンに人間が襲われる展開はほとんどない。しかし、高みを目指したがた>>続きを読む
久しぶりに観たけど、こんなによかったっけ?1作目に匹敵するクオリティ。しかも全く別の角度から「エイリアン」シリーズそのものを再構築するかのようなストーリーの妙。3のラストの続きとして最高のグランドフィ>>続きを読む
いやぁたまらんなぁこのグラインドハウス感!
80sスラッシャーへの愛とオマージュに溢れたB級アクション・ホラー。けっこうゴア描写が凝ってて、CGに頼らず手作り感溢れる特殊効果なのが素晴らしい。BGM>>続きを読む
映画の最後でロバート・フリップが放つ言葉こそ、キング・クリムゾンとはなんたるかを象徴するものだろう。つまり、「キング・クリムゾン」の実態など掴めないし、存在しないのだ。そこにあるのは静寂とそれを聴くた>>続きを読む
ひぇぇぇぇ怖い。恐怖特化型。
三池監督は不気味さを演出するのが巧い。Jホラーらしい湿度の高さや、ガラケーの画面の粗さ、廃病院の薄暗さ等とにかく薄気味悪くて身の毛もよだつという表現がぴったりくる。見せ>>続きを読む
デヴィッド・フィンチャー色全開で、彼の作品が好きな私はシリーズでも特にお気に入りの作品。ただ久しぶりに観ると粗も多く、フィンチャーの思う通りに作れなかったんだろうなと思う場面が多々。それでも、男だらけ>>続きを読む
任侠ものだけど人情劇の要素が強め。前半の刑務所内でのコミカルな部分は正直中弛みするけど、後半からやくざの義理と利権争いのサスペンスフルな展開が本格化して面白くなってくる。島田正吾の存在感がすごい。「い>>続きを読む
方向性を変えてくる続編は大好きなのでこれも最高に好き。今回ははっきりアクションなんだけど、同時に子を守る母親同士の対決でもある。リプリーとニュートのそれは疑似的なものだけど、前作のクライマックスが1対>>続きを読む
他の方も書いているが、怖い、そして切ない。本当にこの二つに尽きる。
まずJホラーらしいジメっと感が半端ない。水は人間が生きるために必要不可欠な最低限のものだからこそ、そこに違和感があるのは身震いがす>>続きを読む
アサイラム映画にしては頑張ってる...と思ってしまった私はもう感覚が鈍っているのだろう。ケチってケチって便乗するのがアサイラム映画の見所だから...って、「アサイラム映画」を一ジャンルとして捉え始めた>>続きを読む
最早アートの域。SFホラーでここまで静かな作品は他にないだろう。序盤から不穏さを掻き立てる演出が散りばめられている。コンピューター画面に反射する光、頭上から垂れ下がる回線等、画面上から消したくなるよう>>続きを読む
銃撃戦!肉弾戦!爆破!リトル・リチャード!!(?)で全てが解決する作品。昭和の香りがプンプンする。完全にアンチソ連プロパガンダだけど、こういうのが溢れてた時期だしストーリーのご都合主義もあって許せちゃ>>続きを読む
めちゃくちゃ好みのタイプ。多くを語らない静かな人間ドラマ。電流は心情のメタファー。どこか抑圧的な父親への不信感や、過去のトラウマで閉ざしていた心が、落雷経験者のグループに参加することで自分自身を見つけ>>続きを読む
もう非の打ち所のない大傑作。序盤から伏線を丁寧に張り巡らせたサスペンス、妊娠とそれに伴う身体の変化や不安、「何かおかしい」の度合いが増していき追い詰められていくローズマリー。オカルト・ホラーであると同>>続きを読む
シドニー・ルメットらしい会話の応酬。誰が誰だか追いつくのに時間がかかるが、個性的なキャラクターばかりなためストーリーが本格的に交錯していく辺りではちゃんとそれぞれの立場と思惑が理解できるようになってる>>続きを読む
寂れゆく町に住む、生きる者たちの叫び。一つの間違いをきっかけに歯車が狂っていく。でも本当にそうか。戦争の傷痕を抱え、戻れないところまで追い込まれた人たちや、明日の仕事があるかもわからないどん底で暮らす>>続きを読む
「何もいらない、でも芸名だけはもらう。私の血と汗と涙で築き上げたものだから」
ロックンロールの女王ことティナ・ターナー。ナットブッシュのクラブでアイク・ターナーに認められ、バンドのリードボーカルにな>>続きを読む
なかなか面白かった!強烈な政治批判を込めたブラック・コメディ。ちょっと中弛みはするけれど、しっかり伏線が回収されて後味もいい。クライマックスはけっこう緊張感もある。もう少しコメディとホラーのバランスが>>続きを読む