ひろぽん

鉄と鉛 STEEL & LEADのひろぽんのレビュー・感想・評価

鉄と鉛 STEEL & LEAD(1997年製作の映画)
4.6
映画を観ていてこんなに引き込まれたのは久々であり、感想としてはただひたすらに面白かったの一言に尽きる。

渡瀬恒彦フリークとしては、円熟期ながらも若い頃のギラついた感じが出ていたのが堪らなくよかった。

通常長回しのシーンが多いとダレやすいが、今作品ではむしろ見入ってしまう。特に長回しでの表情が絶妙なため、非常に魅せられた。
また、邦画にしては銃器やドラッグの描写が非常にリアルなのもポイントが高い。

ストーリー・演技・アクションシーンを総合して、アクション映画として非常に完成度が高かった。

個人的には、今作品と同じく90年代公開の「いつかギラギラする日」と毛色が似てるように感じた。

ただ、画質的に暗闇のシーンなど見辛い場面が多かったのが少し残念。リマスター化を求む。
ひろぽん

ひろぽん