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春のソナタのmikuのレビュー・感想・評価

春のソナタ(1989年製作の映画)
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フランスの高校生は哲学が必修なんだなあ。食事のときにも哲学談義をぶちかまし、超越論的がなんだとか言ってマウントを取り始める。こんな女のこと嫌いになって当たり前だし、わたしならこんな女を好きな父親のことも軽蔑してる。娘の前でこんなに若い恋人といちゃつき、まして娘の友達にも手を出そうとするなんて。これぞロメール作品の中の男である。気持ち悪い。ナターシャもナターシャでいちいち感情的になってめんどくさくもある。これは私だ、といつかの自分を見ているようなむずがゆさも感じつつ。パリのナターシャの住まいと、フォンテーヌブローの庭に咲く花の美しさと、女の子たちのデニムの履き方が好きだった。
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