kohei

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1のkoheiのレビュー・感想・評価

4.9
この前テレビでやってて、劇場で見て以来の再視聴だったのでレビューしとこう。

「映画といえばハリーポッター」で育った私は、最終章となった今作に対して、
あぁついにこの物語にも終わりが来てしまうのか、、という寂しい気持ちと、やっと新作が観れる!というワクワク感、この2つの思いを複雑に絡み合わせた中で映画館に足を運んだのを覚えている。

始まる前にはドキドキワクワクで胸が弾けそうになり、観終わった後は次の話を想像し期待を膨らませる。毎回その期待に応えてくれるハリーポッターシリーズが大好きだった。

さて今作、『不死鳥の騎士団』あたりからいよいよヴォルデモートとの闘いが本格化し、画面は暗く、人物の表情を鮮明に映し出すようになり、ファンタジーというより人間ドラマの様相を呈してきた流れが、さらに深く、暗くなっていくのが印象的。原作を読んでいるだけでは伝わってこない闇の雰囲気が味わえるという点で自分は嫌いじゃない。
この暗くなっていく雰囲気が好きじゃないという人もいるけど、ヴォルデモートとの決闘という"ハリーポッターシリーズの宿命"の中では避けられないものでしょう。

ハリーとロンの友情ドラマに涙し、ぶっ飛ばされすぎなマルフォイ父を見て爆笑し、打開策を見つけていく謎解きストーリー的展開に胸躍る。そして今作にもしっかり関わってくるスネイプにも涙。やっぱり面白い。
言葉では説明しきれない思いがそこにはある。
後編も楽しみ。

2010.某日
2016.6.21
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