すべての時間に優しさと哀愁を感じ、音と映像の厚みにうっとりしながら画面を凝視していた。村上さんのお芝居が好き。Filmexにて。
存在してるのにいないことにされてしまうものについての映画だった。重さと軽さが絶妙。石井裕也監督による『町田くんの世界』の精神的続編のようにも思った。大好きです。
ゴジラちゃんだけ本気で襲ってきてるのに人間側のドラマがコントすぎる。モブの中に佇む橋爪功とか、ところどころでめちゃくちゃ笑った。映画としては最低。
僕はもう杉田監督の映画のとりこです。ずっとこの世界にいたい。ぽかぽかする。
いつも通り物語的なものや説明的な描写がかなり削られた映画なのだけど、『ひとつの歌』を観たときの感覚に近くて、なにもわからない>>続きを読む
久しぶりにちゃんとしたSF大作映画観たな〜。ストーリーはそこまで刺さらなかったけど映像と音楽がすごかった。子どもが夢に出てきた。かわいかった。
マンガ自体は数年前に読んでいたのにあまり覚えていなかったから、物語自体には自分にとって印象深いものはあまりなかったのだと思う。当時のブログを読み返すと同時期に山本美希『ハウアーユー?』、平庫ワカ『マイ>>続きを読む
濃密な時間。サニーデイのことはそんなに詳しくないまま勢いで観たのだけど、歴史とカッコよさが詰まったこの映像を観てすっかり大好きになってしまった。上映後のトークで、「やるせないことがあるときにどうするか>>続きを読む
人から発せられる言葉や行動がぜんぶいい意味で腑に落ちなくて、ずっと曖昧な表現を漂っているのが凄まじい。リアリティ…というかなんでこんな脚本が書けて映像が撮れるんだろう。
90分いかない尺で、物語を欲張>>続きを読む
ヴィッキー・クリープスが最高にクールでかっこいい。半ば独房のようにすら見えるエリザベートの生活も、彼女の抵抗はその状態をよしとしない。同じ状況に置かれていると察して通じ合った人と寄り添う姿もすごく印象>>続きを読む
女性に向けられた映画(自分に向けられているとも思った)を観たときの感想がいちばんいろいろ考えちゃって言葉にするのが難しいのだけど、すごく好き。バス停のおばあちゃんをじっと見ちゃうシーン好きだった。
このレビューはネタバレを含みます
音楽、映像、ストーリー、ぜんぶ絶妙に二番煎じ感があって一際残るものはほぼないんだけど、でもでもけっこう好き。何が好きっていうと人なのかな。「共感」についての映画だなと思ったし、大人は絶対子どもに追いつ>>続きを読む
かなり好きなテンションの映画。カメラワークが静かに情熱的。ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、一度は言ってみたかった。
正しさを押し付け合い互いの弱さを推し量れない世にあって、傲慢だとはわかっていても、この濁りのない子どもたちに大きなものを仮託したくなってしまう。ほんとうに傲慢でごめんなさい。子どものためなら大人はいつ>>続きを読む
見終わってから考えてそういうことかと勝手に腑に落ちた物語の核の部分は特になにか新しい示唆を与えてくれるような代物ではなく、まさにタイトルが問うように、自分にとってはスタートラインに立たせてくれるような>>続きを読む
規を逸脱する行動はそのまま映画的であり、人間としても美しい。そうあるべきって誰が決めたの。
贅沢な映画。どの時間も好きすぎる。解像度の高さみたいなものとはまったく別の細かさと遠さの表現。手が届きそうで絶対届かない人間の亡霊感と沈鬱。抽象的な感想に終始したくなる。
このレビューはネタバレを含みます
坂元裕二の脚本で、ドラマのキャラクターはなんやかんや大好きになれるのに映画(はな恋と怪物)のキャラクターは結局好きになれないのはなんでだろうと考えて、多面性の描き方が極端だからだよなと思う。さすがにわ>>続きを読む
ユーモアの差し込み方がとてもやわらかい。言うなれば役者自身の人柄だけで勝負していて、彼女たちが出ている他の映画も見たいってなるくらいいい。1週間の有給休暇前日に恋人に振られた凪の、怪談を聞きに行ったり>>続きを読む
早朝に無理やり起きて爆睡かましながら観たけど好きな映画。