koheiさんの映画レビュー・感想・評価

kohei

kohei

23歳。多趣味。
家族映画、青春映画、会話劇主体の映画がとくに好き。

ライターとかブロガーとかやってます。
あとごま豆乳鍋の白菜に夢中です。

#my_best_films_of_2018
#やっぱり邦画が好き‼︎ (邦画のええやつ)

5

映画(890)
ドラマ(206)

夜明け(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

かなり偉そうな批評になってしまいそうな気がするので最初にひとつだけ。舞台挨拶に登壇した広瀬奈々子監督がかっこよすぎて、まるで俳優のような佇まいと低めの美声を持つ姿に見とれてしまった。しかし、映画を撮る>>続きを読む

チワワちゃん(2018年製作の映画)

4.4

あまりにも鮮烈で、めまいがした。青春時代というのはこうも地獄のような禍々しい見た目をしていて、そこに棲む悪魔はこんなにも美しい鮮血を心に垂れ流し続けているのかと考えると、言いようもない感情に襲われ、た>>続きを読む

ひかりの歌(2017年製作の映画)

4.8

性格柄、映画は自分の知らないことや見たことがないものを見せられたときに大きな感動を覚えることが多い。でもこの映画はそれとは正反対で「見たことがある風景」や「知っている感情」で埋め尽くされているのに、も>>続きを読む

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

裏ルートとかバグの設定とかあってなんとかハッピーエンドにたどり着けたりしないものかな。ゲームみたいな映画というより、ゲームですこれは。途中でやり直しさせられてちょっとイラッとした。どうせバッドエンド(>>続きを読む

真っ赤な星(2017年製作の映画)

4.0

真っ赤な星では少女の心の中で血がだらだらと流れ続けている。そんな彼女を救うのは真っ赤なパラグライダーで山のあちらからこちらに飛んでくる女性。車や部屋の扉など、ひとつになることを阻む壁の存在が強く主張す>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.6

昨年度のベスト10に入れるほど好きな映画だったけど、なかなか感想は思い浮かばないね。アルフォンソ・キュアロン監督の半自伝的な作品で、ある家族とそこにいる家政婦の日常を映し出しながら、国や社会の現状まで>>続きを読む

花に嵐(2015年製作の映画)

3.7

「人」をときに美しく、ときに汚らわしく、最大限に魅力を引き出しながら撮ることができるのが、岩切一空という天才。『聖なるもの』と同じく「映画サークルに入った僕」の視点でフェイクドキュメンタリー的に物語は>>続きを読む

わたしたちの家(2017年製作の映画)

4.1

ひとつの「家」を媒体として同時並行的に展開する「ふたつの物語」。口語的ではなく文語的な表現が特徴的な会話や、家を含めて服装などがひと昔前の感じでなんとも不思議な見た目をした映画なのだけど、落ち着いた色>>続きを読む

暁闇(2018年製作の映画)

3.8

今年の「MOOSIC LAB2018」で唯一鑑賞できた。女性・女性・男性の構造はジブリとかエヴァを想起させるけど、それらとは異なる「出会う順番」に意味を感じる。青暗い夏の夜に花火を輝かせる。そうすると>>続きを読む

青の帰り道(2018年製作の映画)

3.5

きわめて映画的な映画。ラストのカタルシスに向けたストーリーテリングはうまいと思うんだけど、いかんせんリアルさに欠けてるかな。問題はもっと静かに、どうしようもなく卑劣に漂っているはず。『ここは退屈迎えに>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

いや〜やられたな〜これは。最近はミニシアター系の日本映画ばかりに心を掴まれていた気がするのだけど、2018年最後の痛快エンターテイメントとしてグサッと刺さってしまった。思えば今年は『恋は雨上がりのよう>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.7

菅田将暉と小松菜奈で少女漫画原作の青春ラブストーリーというだけで完全に僕の範疇からズレてるのに、これだけ山戸色に染められて楽しんでしまうのは単純にすごい。言葉と映像は鋭敏で、ストーリーと細部が拙い。そ>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.9

この、常に喪失と死の匂いが漂ってる感じ。これぞハリーポッターシリーズって感じだよなぁ。これが好きなんだと再認識するとともに、冒険感の薄さとか冒頭のインパクトの弱さとか、やっぱりハリーポッターとは違うも>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

3.7

めっちゃおもしろいんだけどな。月並みだけど音楽の使い方とか、わかりやすいメタファーから、この映画自体が壮大なメタファーーーーを描いてる感じまで。「野火」同様、頭に染み付きそうな映画ではあるんだけど、こ>>続きを読む

美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

4.0

『勝手にふるえてろ』の大九監督最新作。脚本はコント師のシソンヌじろう。TAMA映画祭ってやつで『勝手にふるえてろ』を観たあとに先行プレビューった。

おもしれえ。コメディはじろうさん起用によって(監督
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.6

夜を描く映画ってなんだかものすごく惹かれてしまう。直近でいうと『きみの鳥はうたえる』がそうだったように、本作はもうポスターを見ただけで好きな映画なんだろうなと確信していた。結果すごく好きな映画だった。>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.9

期待してた以上でも以下でもない感じだったけど、おもしろかった。続編見たいレベルで。昔からヒーローよりダークヒーローのほうが好きなんだよな。

親密さ(2012年製作の映画)

2.7

3時間越えの映画を見たとき(本作は4時間15分)、「長い!」か「もっと見たい!」のどちらかの感想しか生まれない自分の浅はかさがつらい…。本作は、なげぇ。

画面の奥の方から車両をまたいで人物が人物に近
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.7

東京国際映画祭にて。たぶん傑作しかなかった同映画祭の「日本映画スプラッシュ部門」で最優秀作品賞を受賞した作品。

どこにでもあるような核家族を描いている作品だけど、意外と最近の家族映画にはないタイプの
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.4

カネコアヤノの声と演技が最高。とりあえずそれしか言うことないなぁ。食事シーンめっちゃ多いのに、あの人だけごはん食べてないっていう、フード理論。無料上映だったからあんなに集中力切れてたのか。いつかもう一>>続きを読む

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

4.0

「この映画が100年後には『伝説』に、1000年後に『神話』になることを願って」
そんなようなことを山戸結希監督が言う。

映画という総合芸術が誕生しておよそ100年。かつて、「神話」となり得た映画な
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カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

3.8

東京国際映画祭で。NYのギター屋さんのドキュメンタリー。ジム・ジャームッシュが出てるからって見たのにごっそりその場面だけ寝ちゃってた。これは公開されてほしい。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.4

東京国際映画祭2本目。コンペティション部門。今泉監督の新作。すごくおもしろかったな。まるで折り紙を折るように、人の面と面が重なり合って同質化していくのが気持ちよく、やがて私たちたちにも重なってきてドキ>>続きを読む

あの日々の話(2018年製作の映画)

4.6

東京国際映画祭デビューった。本作は日本映画スプラッシュ部門で上映。玉田企画という劇団で上演された同名演劇の映画化です。演劇はまだ一回しか見たことないけど、なんと言っても気まずさとリアルさがウリの劇団。>>続きを読む

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

4.1

地方都市のアイコンとも言うべきゲーセン、ファミレス、ラブホのそれぞれの対比がいい。退廃したり、賑わっていたり、気だるかったり。ほんとうに何もない退屈な映画とも言えるけど、その退屈さをおもしろく描ききっ>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

何とも言えない映画。24年後に見たらわかるのだろうか。冒頭の10分くらいがなんとなくピークだった。希林さんの登場シーンは泣いたわ。

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.4

ハッピーアイスクリーム。あーすごい。おもしろい。アニメでしかできない表現、クライマックスへ向けた秀逸な脚本、演出、予定調和のない“クライマックスのその後”、少しもやもやの残る幕切れ。あとめちゃくちゃ重>>続きを読む

あみこ(2017年製作の映画)

3.6

邦画の未来は明るい。
あのシーンが『はなればなれに』のオマージュだったらおもしろいな。


後日あるインタビューを見たところによると、『あみこ』ダンスシーンは、ゴダール『はなればなれに』のダンスシーン
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流れる(1956年製作の映画)

3.9

成瀬映画、ラスト20分くらいのギアの上げ方ハンパないな。本作で言うと、杉村春子が山田五十鈴に楯突く場面と田中絹代がある提案をされる場面。まさしく“トリガー”。波音立てずにじわじわと物語は進むんだけど、>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.1

2年前くらいまでは一本も見たことがなかったのに、最近ホラー映画に食指が伸びつつある。幽霊とか出てくるのは、ちゃんと夜怖くなっちゃうから相変わらず見れないんだけど、ワンシチュエーションのスリラーっぽいホ>>続きを読む

乱れる(1964年製作の映画)

4.8

女(高峰秀子)と男(加山雄三)の“距離”、私と映画との“距離”が、近づいたり離れたりを繰り返しながらグワングワンと揺れ続ける100分弱。

あろうことか、私と映画との距離がゼロ距離になったラストのその
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

撮影技術を学んでないから詳しいことはわかんないけど、これはなかなかに凄いことをしていそう。はじまってから最後の最後まで、緊迫感と予測不能さが半端ではないのだ。ゆっても脚本はそこまで突飛ではないけど、カ>>続きを読む

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