トム・ベレンジャー主演の長寿シリーズ第一弾。
原題がスナイパーなんですね。
トム・ベレンジャーと言えばプラトーン。しかも密林、戦場とくれば尚更あの時の悪徳軍曹の姿が脳裏に浮かぶ。
どうしてもそんな先入観が先立つが、今回のベレンジャーは少しマトモ。職務に忠実過ぎてやり過ぎ感はあるが、指揮官に理解されないほどプロフェッショナルと言える。
新米スナイパーとのコンビで任務に従事するのだが、新米が少しイタい系。
時代を反映してか、スナイパーの銃撃の威力の描写は最近のスナイパーものと比較すればハンドガンの描写と同程度で、迫力は今ひとつ。
スナイパーの繊細かつ死神のような迫真性より、コンバットもの寄りと言った印象。