鹿江光

恋はデジャ・ブの鹿江光のレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
3.7
≪75点≫:これが人生か、さればもう1度。
タイムループ系の傑作。コメディ要素多めで笑えると思っていたら、終盤はなんだかしんみり涙を誘う展開に。自己本位な主人公が“繰り返し”の中で変化していく様子を観てほっこり。季節は冬だが、心には温かいものが残る。
明日のために今日があるのか。それとも、今日があるから明日があるのか。明日のために今日を蔑ろにしてはいけない。来世に託すために現世を諦めてはいけない。人生が1度しかないのなら、その1度を存分に楽しもう。何があっても、例え繰り返しの毎日でも、その中に希望の光を見つけよう。人生をより良く進むためにヒントのような、そんなメッセージが伝わってくる。
鹿江光

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