TEIMAIL

大脱走のTEIMAILのレビュー・感想・評価

大脱走(1963年製作の映画)
5.0
大脱走(1963年公開作品)
※視聴回数 1回

第二次世界大戦下のドイツの捕虜収容所における大脱走。史実に基づいた作品であるが、この作品が名作であることに疑いはない。

戦時中の捕虜兵たちに視点をおいた物語であるため軽いテーマではないのだが、ポップでユニークなテーマソングとともに始まる。脱走が始まるまでは、各々の個性的なキャラクターが自然に紹介され、計画が始まってからは目を離せない展開の連続であった。1960年代という時代の作品でありながら、スティーブ・マックイーンのバイクアクションは素晴らしい。マックイーン演じるヒルツが主人公ではあるが、この作品は主人公以外の登場人物の"心情"や"人生"も丁寧に描かれている。様々な人生が絡み合い、同じ独房で生まれる友情もさることながら3時間で上手く纏められている。ゲシュタポ、反ナチ、レジスタンスや当時の諸外国の関係性などを理解した上で見るとさらに面白いかもしれない
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