3時間近い大作ですが、その長さを感じさせない作りが見事。
ジャンルで言えば戦争映画になるとは思いますし、一部脱走兵達の末路を見ればやはり戦争の怖さを知るシーンは存在するのですが、音楽の雰囲気から分かる通り娯楽作品的な色が強く、全編のどかで牧歌的な雰囲気が漂っているのが特徴。この点はシリアスで生々しい描写が殆ど(?)の近年の戦争映画に慣れている人にとってはかなり新鮮に感じる気がします。
当時の名優達が勢ぞろいしたキャスティングは文句無しで、アクションやコミカルのバランスも見事です。個人的にはこんな感じの作風を最近の戦争映画でも観たいのですが、難しいんでしょうか。