このレビューはネタバレを含みます
前半50分はパズルのピース(それか走馬灯)
みたいに散りばめられたカット
自分の侵した罪を地図に記しているシーンはとても良かった
そしてアレックスが忍び込んだミレーユの参加するパーティでどんどんピースがハマっていって楽しい
好奇心や好きという感情で突き進むアレックスは見てて微笑ましいしこういう人は大好きだ
台所でアレックスとミレーユの悲劇が寄り添い合う
アレックスがミレーユに抱きつきハサミが刺さる
故障したゲーム機 赤ちゃん
マグカップ 手話通訳 その他の
小さなカットに大きな物語が見える
レオスカラックスの映画は恋に狂わされた人達を哀愁のある美しさで描くのが良い
それと毎度毎度思うが登場人物達のタバコを吸うタイミングが完璧
愛と恋は月とスッポンだという事に気付かされる