写真家のモホリ=ナジ・ラースローは写真の本質をphotoの語源である光を引用して「光の造形」だと提言したが、まさにそれを体現した光の作品だ。
余分な情報を排除するモノクロームと光の表現はこれ以上ない…
この上なく退屈で、この上なく美しい映画。
モノクロの光と影が作り出すミレーユの彫刻のような顔、黒々と濡れて今にもこぼれ落ちそうな瞳、伏し目がちな長い睫毛が落とす影。
ただそれだけ。本当にそれだけだ…
僕らはすでに退役軍人なんだ。
どこにも辿り着けない放浪が厭世と漠然とした不安と諦念をのせて延々と続く。
でも、もしかしたら人を愛することだけは、唯一の希望なのではないかと思ったのも束の間…
そん…
超傑作。昔見た時は何とも思わなかったたのに。何故。白黒に対する耐性がついたからかな。
集団でいる人間のほうが孤独であると語るカラックスと1人淋しく街を徘徊アレックス(ドニ・ラヴァン)。それに寄り添…
レオス・カラックス初鑑賞です。
落ち込んでる男女同士が恋をしようとする物語ってくらいにしか、捉えられなかった。アートっぽい雰囲気を楽しむ映画。
ゴダールの『勝手にしやがれ』と、
ジャームッシュの『…