みなみ

評決のときのみなみのレビュー・感想・評価

評決のとき(1996年製作の映画)
4.0
黒人差別問題
幼い少女にこんなにも非道なことをした奴らなのに
それでも黒人が白人殺すことの方が許されないこと
黒人の味方する白人も敵とするほどの差別がほんとに行われてきて今も少なからず残っている現実が怖い
陪審員が白人だと黒人は死刑がほぼ確定なんて
差別社会の中で平等なんて不可能
でもこれ黒人殺した白人が無罪なるとか今もある現実

白人は俺らを人間として見てない、黒人としてみてるって言葉はずしっときたなー
最後の弁論で非道なことをされた少女のことを想像させたら評決が覆ったのがそれを物語ってる気がした

最後の弁論のシーンはシンプルに泣ける
フィクションだから良い結末で終わったけど
実際はこんな簡単にいかないくらい黒人差別問題は根深い
差別はなくならないんだろうけど向き合うことをやめちゃいけない問題だと改めて思う


関係ないけどマシュー・マコノヒーがやたら色気あるのと
必要だったのかわからんけど
エレンと一線越えたいけど理性で踏みとどまってるかんじがなんかリアルだった

ミッキーマウスの正体はもう少し深掘りしてほしかったなー
みなみ

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