Toshiko

評決のときのToshikoのレビュー・感想・評価

評決のとき(1996年製作の映画)
3.5
1996年、アメリカ。仕事しながら流し見してたら途中から魅きこまれる。ふたりの白人にレイプされ小便をかけられ、空き缶を投げつけられ首を吊られた黒人の少女は、吊られた枝が折れ、川に落ちたため一命はとりとめた。子宮はズタズタで子どもは産めない体になってしまった。少女の父親は犯人を見つけ、ライフル銃を持ち出し、彼らを制裁する。その裁判の弁護人になったのがジェイク。法学部の学生エレンがジェイクをサポートする。裁判は黒人対白人の様相。最終弁論は確かに感動するんだけど、最後のひとことで「あ、そうか」と妙にしんとした気持ちになった。やはり人種が違うと相容れないのだということがよく出ている最終弁論だった。エレンとジェイクは同志としてアイディアを出し合い助け合ううち、お互いが好きになるが、やはり家族のもとへ戻っていくところも納得。ジェイクは意志の強い人だった。
Toshiko

Toshiko