ケイエム

クロノスのケイエムのレビュー・感想・評価

クロノス(1992年製作の映画)
3.5
TSUTAYA発掘良品

骨董屋を営む老人の悲劇、悲しい物語とでもいうのでしょうか。

骨董屋を営む老人、数ある商品の中にその機械は隠されてた!古い昔に作られた幻の機会それは永遠の命を手に入れる事ができる不思議な機械であった。

手のひら程でゼンマイ仕掛けの様なその機械を手にした老人、カリカリと音をたて動き始めると昆虫の足の様なものに挟まれた…その日を境に変貌してゆく。

トイレでの床にこぼれた血液を、幸せそうにでもある舐める姿は数あるホラーの中でも異色な演出でした。

徐々にに変貌してゆく老人ですが、いつも側にいる子供(孫?)と老人の関係だけは変わる事なく思いやる姿には切なさを感じます。

機械の中でうごめくあの生物は一体何だったのでしょうか?ここだけは疑問てすが、骨董屋の老人と子供、幻の機械を探し続ける大富豪の老人とその下部となって調達してくる息子、全ての絡み具合は良かったですね。

機械を胸に刺す勇気はありません…昆虫がちょっと怖くったかな。