hide

黄色い星の子供たちのhideのレビュー・感想・評価

黄色い星の子供たち(2010年製作の映画)
4.5
ユダヤの可愛い子供たち

ナチス・ドイツ占領下のフランス
1942.7.16、7.17
外国籍のユダヤ人を対象とした一斉検挙。1万3152人が検挙された。大半の(子供連れの)家族が一時的にヴェル・ディブ(冬季競輪場)へと連れていかれた。※ヴェル・ディブ事件

ヴェル・ディブで5日間過ごさせたのち、フランス国内の収容所に全員を移送、そして、親と子供を引き離した…。

フランスへと逃げてきたユダヤ人をナチスは何処までも何処までも追い詰めた。

移送された仮収容所でも、まだ一部の希望を持っていたユダヤ人たち。

本作は生き残った400人の証言を基に忠実に描かれているので、他の作品では解らなかった、競輪場や仮収容所での子供たちの様子や一部の憲兵の人情にも触れられている。

母親と子供が引き離されるシーンがやはり一番辛かった。

最後は少し救いがあったが…






ネタバレ



検挙された子供の数は4115人、そのうち4051人は最終的に強制収容所に移送され、誰一人帰ることはなかった。
母親に会えると思って楽しみにしていた子供たちだった。

だから、どのシーンを観ても涙が出ます。
hide

hide