気楽な映画が観たいという気分にぴったりの本作。ジム・キャリー演じる主人公のカールをはじめ、キャラクターの宝庫といった人物たちが次々と登場し、声を上げて笑ってしまうシーンの連続。個人的には同僚ノームのキャラクターがツボで、思う存分笑わせてもらった。怪しげなセミナーを率いる代表役をどこかで見たことがあると思ったら、"Song for Marion"で妻を思う無口で頑固な老人を演じていたテレンス・スタンプでびっくり。
ストーリー上の突っ込みどころはあれど、人生楽しむ気になれば何でも楽しめるのだという勢いに溢れた作品。人生を好転させるヒントは意外と何気ないところにあって、自分の心持ちを変えることで、周りとの関係性も変えることができるのだ。まずは何でもYes！と言ってみようというコンセプトが面白く、自分でも実践してみたくなった。
作品のテイストは全く違うのに、あの"La La Land"と同じロケ地だというのも、今観るからこその面白い発見だった。
