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沓掛時次郎 遊侠一匹の犬のレビュー・感想・評価

沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)
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『男はつらいよ』以外で渥美清を拝見するのは初めてかも、と思いながら裏切らないコメディリリーフが作品の緩衝材として際立つ。殺陣のシーンはどれも構図、カット割、血飛沫が美学として存在しており、ラストで萬屋錦之介が刀を振り上げたときに映る大きな反射(流石に編集か)の刹那に殺生の命運が宿っている。
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