あでゆ

ソウ3のあでゆのレビュー・感想・評価

ソウ3(2006年製作の映画)
3.5
殺人現場に呼び出された女刑事ケリーは、鎖に繋がれ、爆弾で飛び散った死体を目撃する。死体が行方不明の同僚ではなかったことに彼女は胸をなでおろすが、ジグソウはもう動けないはずだったことから、誰の仕業なのか疑問を抱く。その夜、ケリーは何者かに拉致され、気がつくと地下室に監禁されていた。

なんとなくストーリーあんま覚えてないなあと思って再見。改めて観直してみると一貫したテーマのもとに話全体が描かれていて、ラストにうまいなあと唸らされる。テーマは「赦し」、『SAW2』もそうだけど全体の1つのテーマだったりとかジグソウの台詞がしっかりとオチに繋がるのとかがほんと気持ちいいんだよなこの映画。どちらかと言うとこれ以降のナンバリングは『ジグソウ』含めてトリッキーな種明かしに終止していて、通底したテーマみたいなものは無いように思う。

1では密室物、2ではちょっとバトル・ロワイアル的な複数人同時物、3では過去作に受け継がれるルート物みたいにして単純な続編にもなっていないのが本当にリー・ワネルの才能の賜物だなと思う。

よくSAW3が一番グロいと言われることが多い気がするけど、言うてそんなんでもなくて「歯車」はまあそこそこにグロいけど、凍らせるやつとか、豚のやつとか、ちょっと宗教的に行き過ぎて変な拷問が多いので笑ってしまう。グロいのにもストーリー的な理由があったりもするのでアリじゃないかなと。

あと主人公ってアンガス・マクファーデンだったのね。まったくわかってませんでした、ガン=カタ得意そう。
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