NaoyaSaitou

すぎ去りし日の…のNaoyaSaitouのレビュー・感想・評価

すぎ去りし日の…(1970年製作の映画)
3.4
過ぎ去りし日の・・・
中々一気に見切れませんでした。
私には、ピコリとシュナイダーの男女模様。そしてそれに纏わる人間関係は、かなり難解でした。
そこから、感動覚えるまでは、至りませんでした。(まだこの頃ピコリは、渋さは大いに出せても、主役は、はれぬような。フィリップ・サルドの音楽とピコリの駆るアルファのジュリエッタ⁈は素敵でしたが。)
又 ロミーの苦悩が少なくないです。
回想で追ってくる物語展開は、
好き好きは結構あれど、マリアンヌ・フェイスフルの、
あの胸にもういちど
のストーリーが、究極と思っています。
私には今作のストーリーが、過去と今のツギハギを、しすぎている気がしました。
その後、得意の海
でクロード監督が心地よくさせるシーンも期待できず、今作ではロミーがそこにはいません。
今作を原石として、名作
夕なぎ
が生まれる気がします。
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