まる

ゲド戦記のまるのネタバレレビュー・内容・結末

ゲド戦記(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

公開当時はまだ学生で、後半のクモ様が怖くて、話も理解しきれず、よくわからない映画認定をしていたけれど、大人になって改めて鑑賞できて良かった。

あと、観るタイミングも今で良かったのでは、と思った。

「疫病は世界が均衡をとろうとするひとつの運動」というハイタカのセリフを今の世界を重ねてしまい、ここがとても引っかかるというか、心に残った。

「持っているものはいずれ失う。」
「死ぬことがわかっているから命は大事。」
「光から目をそむけて闇ばかり見ている。」

全体的にネガティブで憂鬱な雰囲気が漂い、世界観も小難しい。
けど、生きることや命の大切さについて、悩んだり負の感情に引き摺られてしまうことに対して、わかりやすく真っ直ぐなセリフもたくさんあったなと個人的に感じた。
生と死、光と影、その対比も良かった。

テルーの唄はうまく言えないけど好き…、雰囲気や声や曲調も…。いい曲だ…。フルで聴こう…。

原作通りではないようだけど、原作の知識がないとわからない描写や設定もあると聞いた。
今回は地上波で鑑賞したので、公式のTwitterなどで補完してもらいながら楽しめた。

全ては理解できてないとおもう。
でも感じたことはあるのでそれでいいかな!
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