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あらくれのyyyのレビュー・感想・評価

あらくれ(1957年製作の映画)
4.1
ビジネスにおいては大正元年のアマゾネス!めちゃくちゃカッコよくて、結構コワイ。

(こういう女性はいつの時代もいて、今なんかよりずっと生き難かっただろうな…)
(昔は今で言う”起業”で一山当てることが多かったんだろうなーと考えると少し前の立派な会社に入れたら勝ち組の時代がイレギュラーだったのかな…)

そして彼女、タイトルの「あらくれ」の通り、あらくれるときは、すごいあらくれてる。

でもお島さんがあらくれるのは、相手の男性が対女関係でダメな時だけ!それ以外の無駄なあらくれはない。
筋が通ってる、最高!

そして、対男関係になると、彼女はもろい。心にはビジネスの際にブイブイ言わせるアマゾネスはいない。

でも、表向きはアマゾネスだから、敵は作っちゃうし、女を武器にしてる人にやられちゃったりもする。それでも自分は変えられないから、次へ進むだけ!!もう哀愁。やりきれない。(さすが成瀬巳喜男監督。)

それでも1人、ちゃんと心の通った男性がいて本当に良かった。私はそれでいいと思う。

個人的には女が階段を上る時に通ずるものがあった。な。
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