広島カップ

アリスの恋の広島カップのレビュー・感想・評価

アリスの恋(1974年製作の映画)
4.2
交通事故で夫を亡くし、聞かない盛りの息子と二人きりになってしまった35歳の心優しいシングルマザー、アリス(エレン・バースティン)。
息子を育てながら、子供の頃の夢である歌手になるため、そして新しいパートナーを見つけるため精一杯の毎日です。
チープな恋に引っ掛かり、息子には振り回され、歌手は諦め……人生甘くはありません。
スコセッシは我が人生にダブらせて、いや観客の多くの人生にダブらせて来ます。

悲壮感が無いのが大したもの。
思わず心の中でアリスにエールを送っている自分に気がつく人は結構多くいるのでは?
特に子供を育てているお母さん達の共感を得るのではないでしょうか。

エレン・バースティンは怖さが先に立って見逃され易かったのですが、『エクソシスト』なんかでも母親役が似合っていました。
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