このレビューはネタバレを含みます
うーん、この終わり方はどう解釈したらいいんだろう。
主人公ベイトマンはエリートでイケメンで若くして地位も名誉もすべて手に入れている。でも裏の顔は殺人鬼。
誰よりも完璧で自分が一番でありたい。それに命を賭けているような世界。
友達は友達も呼べないような虚勢を張る輩ばかり。名刺のデザイン一つで競い合う。
婚約者はいてもお互い浮気中。
そういう、外側は完璧を装っても中身は空っぽな世界で生きている。
最終的にベイトマンは大勢殺した末に弁護士に全てを告白するも、弁護士からは全く聞く耳を持ってもらえない。
これはつまり、このような残虐行為にもかかわらず、ベイトマンは誰にも気づかれないような取るに足りない存在でしかなかったという皮肉?
サイコが冷静になっちゃうくらい、世間の方がサイコ?
でもそもそもポールアレンは生きてるの?この殺人自体がベイトマンの妄想なの?
わからない