あべきょ

アメリカン・サイコのあべきょのレビュー・感想・評価

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
3.7
ずっと観たかった作品、クリスチャン・ベールの激ナルシ&サイコ振りが堪らない。

自分もこんな高級マンションに住んで、毎日身体を鍛えて、、、と一見すると男の理想だが、この異常なまでの自尊心の高さと狂気性は真似しちゃいけない(できない)。

とはいえクリスチャン・ベールなので、それでもカッコよく見えてしまうんだよな。
暗い裏路地を歩くシーンなんか、もう後のダークナイトさながらの気高さだった。

時代設定が80年代後半なのでヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、フィル・コリンズと音楽的にもかなり興奮ポイントが高い。もちろん作品全体の中でも流れる音楽は重要な役割を担っている。

主人公が移動中、耳にパフが着いているタイプの初期のイヤホンを付けて歩くシーンが多くあるのだが、このシーンが海外でListening to "アーティスト名"is likeというミーム(meme)によく使われているのを以前から目にして気になっていた。ミームではハードロック系の音楽をクリスチャン・ベールが聴いていることが多いが、作中では普通に80年代のポップスだったのは驚きだった。
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