キミシマユウキ

アメリカン・サイコのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
3.5
高級マンションで暮らし、婚約者もいる一流企業の副社長パトリックは夜になると抑えられない殺人衝動の性癖を持っていた....
80年代のアメリカ社会を風刺したスプッラッターサスペンス。
正直自分はネットで解説を調べてやっとなんとなく理解できたレベルだった(笑)
同じブランドのスーツ、流行りの髪型、ネクタイ、ほとんど変わらない名刺の見せ合い、皆名前すら混同している個性がほとんどないエリート達の都会の無関心がテーマになっているすこし難しい作品だった。
それにしてもクリスチャンベール、いまはバットマンで有名な彼だがこの作品ではかなりのぶっとんだキチガイを熱演している。筋肉隆々なエリートサイコサラリーマンはかなりハマり役
ディカプリオとこの役を争ったらしいが彼になって良かったと思う。彼のキチガイぶりは
・殺す前には音楽うんちくを語りたくて仕方ない
・3P中に気になるのは自分の筋肉
・名刺が自分より優れている男を殺そうとする
・自分が予約の取れないレストランの予約をとれる男を斧でめったきり
・全裸でチェーンソーで走り回る
・回転ドアで勢い余って2周しちゃったついでに通りかかった清掃員を撃ち殺す
・殺した女の頭を冷凍庫で保管(用途不明w)
etc...
どうでしょう?今上げたのが自分のお気に入りで、まだまだありますがかなり頭おかしいことがわかるだろう
すこし難解だったが、ある意味でコメディな作品だった。

スプラッター、ブラックコメディ、クリスチャンベールファン、キチガイ大好き、な方々にはオススメな作品。