AKIRA

アメリカン・サイコのAKIRAのレビュー・感想・評価

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
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エリートサラリーマンのパトリックは完璧主義者で優秀であった。表面上は愛想良く振る舞う良い人間だ。しかし彼の心のうちには、欲と嫌悪感以外の感情というものが一切ない。私生活は殺人と性衝動、薬物にまみれていた。
パトリックと友人達のセリフである「中身か?中身は関係ない。中身が何だよ。どうでもいい。」がこの映画を表していると思う。対人関係において心は見えず、外面しか見えない。本当の心がどうあれ、外っつらを良くしていればパトリックのように心も優しい人間だと思われる。他人は他人の心には興味がないという空虚感を感じれる映画だった。
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