●あらすじ
1980年代ウォール街。
ベイトマンの表の顔はエリートビジネスマンであり、裏の顔は快楽殺人鬼。そんな彼の物語。
●感想
ー狂人映画③選を消化中ー
☑︎クリスチャンベール
「American Psycho」
■ロバートデニーロ
「Cape Fear」
■マイケルダグラス
「Falling Down」
あなたはSNSで自己承認欲求から優越感を得ていますか?でもそれ、疲れません?優越感より妬む方が多くないですか?それなら辞めちまえ!!!ベイトマンになる前に。
ということで主人公ベイトマンは高学歴ビジネスマンでステータス勝負の毎日。アイデンティティさえないように、周りと一緒でブランドで身を固めプライドを保つ。
そんな中でプライドを傷つけられ殺人に走る...。
承認欲求の競い合いは幸福感を下げるだけで、辞めたほうが良いと痛感した。常に優越感マウントとれるならいいかもしれないけどね(笑)
ベイトマンは自分をよく見せる嘘が、自分の外面を形成する。完璧主義でナルチズムに溢れ、THEサイコパスという感じで見てて面白い。それに加え当時のウォール街の他人に興味のない混沌とした社会も楽しめる。
開始早々、陽気なBGMやセリフでコメディ映画のような印象を受け拍子抜けする。そしていきなりの殺人シーンの残虐性はさらに拍子抜けする。
陽気×狂気のバランスが凄い良い。名刺バトルや全裸チェーンソーはもはやギャグ。
終わり方が「そうくるのか...」という感じ。可もなく不可もない終わり方。賛否両論に、なりそうではある。ノーカントリーみたいだね。
個人的には好き!
全体的に退屈せず楽しめた!
クリスチャンベールはダークナイトでバットマンを演じてる。そっちもエリートマン。こっちもエリートマンなんだけど、ヴィラン側でなんか二面性みれて面白い。