◯あらすじ
北野武のデビューまでの実話。
1972年タケシは、東京浅草のフランス座で憧れの深見に弟子入りを懇願するのであった。
◯感想
「芸人だよバカヤロウ」
笑いと感動と温かさがある素敵な映画。
北野武にこんな過去があるなんて知らなかった。誰しも下積み時代は楽じゃなかったんだね...。
感想で避けれないのは、タケシを演じた柳楽の演技力。これには拍手を送りたいほど。
最初は北野武よりイケメンだし、キャスティングに不安を覚えたけどそんなのは一瞬で払拭。
表情の癖、声、仕草、そしてタップダンス、どれをとっても演技力でカバーできてる!
終盤になるにつれ本人に見えてきたほど...本当にうまかった!
また、師匠役の大泉洋も流石。
笑いかしんみりした演技もできるなんてズルい。そのぐらいハマり役だった。
シーンとしては、ハイヒール等の日常からボケを見つける過程や師匠と武のぶつかり合いのシーンが好き。
全体的に師匠の愛が素敵だった。
北野武の多彩な要素は師匠からきてるのだと実感できた。