2以降順調に星の数が減ってきた本シリーズですが、4作目にしてあまりのハチャメチャっぷりにいよいよ怒りの感情が湧いてまいりました。ということで以下は愚痴。
まずさ、これは前々から何度も思ってるんだけど、明らかに生存ルートが存在しない被害者がちょくちょく出てくるのはどうなのよ。例えば本作の最初のゲーム。目を塞がれた人と口を塞がれた人だったらどう考えても後者のほうが圧倒的に有利じゃん。つまりハナからあの大男のほうを生かす気なんてサラサラなくて、彼はただ弁護士のために作られたゲームの駒として犬死にさせられただけってことだよね。1作目でアマンダに腹を割かれた男のときから思ってたけど、ジグソウさん、それはあなたが嫌ってる殺人と同等の行為じゃないんですかね？この点についてはシリーズを通してずっと納得が行ってない。
それからあの太っちょ変態野郎のゲームもにしてもさ、60秒以内に決断しろっていう説明を聞ける頃にはもう既に30秒以上経過してるやんけ〜！みたいなさ。ああいうのもホント不誠実で嫌。そういうところはちゃんとしてくれ。
そして極めつけはこれ。リッグがゲーム開始時に観たビデオでジグソウはハッキリと「エリックの残りの命は90分」って明言してたよね？それなのに蓋を開けてみたら「実は90分経過したら解放してあげる予定でした〜君が強迫観念を捨てられなかったせいで死なせちゃったね〜残念〜！」って、はぁ？ふざけてんの？ルール説明に嘘があったらお話にならんわ。リッグが諦めを学べなかったとか何とかって屁理屈こねてもこればっかりは言い逃れできないよ。他人にはルールを守れって口酸っぱく言うくせに自分は守らないって、そりゃあいくら何でもアンフェアすぎるでしょうが。
……と、かなり不満点はあるんだけど、冒頭の解剖シーンをはじめとして映像面ではやはり見るべきものがあった。それに今作の謎もいくつか残ってるので、次作以降も引き続き鑑賞は続ける予定。
