ジョエル・シューマカー版バットマンの第1作目。
この時代のアメリカエンタメの絵作りが本当に受け付けないのでツラい。
クラッシュ・バンディクーみたいな原色系ポリゴンに根源的な恐怖を感じる。
そんなわけで個人的に好きではない作風だったのだけれど、ジム・キャリー演じるリドラーのキャラクターは非常に良かった。
ジム・キャリーがまず面白すぎるし、なぞなぞ狂人の設定とマッチしている。
新作バットマンのリドラーはこれと比較されると思うと災難だな、と思うほど良いキャラクター。
反面、主役のバットマンの存在感は無い。
ヴァル・キルマーのモブみたいな雰囲気が相まって、主役が誰だか分からなくなってしまう。
好きでは無いけど、ヴィランだけは良かった。そんな作品。