マナ

顔のマナのレビュー・感想・評価

(2000年製作の映画)
4.5
観終わったらとりあえず「教え方下手なんと違う」って口にしたくなるおもしろすぎる

家からほとんど出ずとじこもり、友人も恋人もいない、外の世界をほとんど知らない冴えない女、正子。自分とは正反対の妹を衝動的に殺してしまう。そして逃亡!
タイトルとストーリーからしたらサスペンス?ってなるかと思いますが、不器用で滑稽すぎる正子がいちいちおもしろくてシリアスな要素が全て吹き飛ぶ。笑 そしてちょっとかわいい。
人とコミュニケーションをとるのが苦手だと暗かったり重たく描かれがちなのに、この映画は全てクスッと笑いに変える!

主人公正子を演じた藤山直美さんが本当に素晴らしいです。冴えない暗い女になったり、綺麗に化けて色気出したり。全くの別人に化ける!
そして笑かしてくれつつ、あたたかいシーンもありつつ。人殺し映画っていうの忘れます。確かこの人妹殺して逃亡中のはず。

最後の最後まで期待を裏切らないので是非観ていただきたい!
マナ

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