天安門事件(中国) < 恋愛・ヒューマンドラマ
といったところです。
主人公の女の子の顔がなかなかタイプで、彼女が煙草をくわえる姿はとてもかっこいいです。
「愛のコリーダ」をしっかり見た自分なので、これくらいの性描写はまだどうにかなりました。とりあえず、中国が上映を禁じているのはそこではなく「天安門」に関してなんだよね。
こんなに学生が自分たちの国のために奮起したのにそれを武力鎮圧するなんて今更ながらすごい横暴。横暴すぎる。
私の目には「天安門＝登場人物たちの青春」に見えたけど、あんな大事件を学生時代に体験してしまったら、もうその後の人生なんてぽっかり空いた空洞みたいになるんだろうな。と、考えました。
学生だった彼女たちはそれぞれ社会へと出てはみるものの、その空洞を埋めるには体の関係を求めるくらいにしか方法は見出せず、見ていてすごく苦しいです。
苦しみながらも生き残った彼女たちはあの中国という国で殺伐と生きていくというラストが何とも嫌味がましくて、社会批判のすごさがある意味爽快。
