スギノイチ

街から街へつむじ風のスギノイチのレビュー・感想・評価

街から街へつむじ風(1961年製作の映画)
3.0
裕次郎が医者という設定が変わり種だが、概ねサラリーマンものに近い雰囲気。
『大都会』の裕次郎は全く医者に見えなかったが、この頃はまだ若いので研修生ぐらいには見える。
あとはヒロイン・芦川いづみ、恋敵・中原早苗、父親・宇野重吉という100回ぐらい見たような組み合わせである。
芦川いづみの人格も、これまた各作品で統一されてるかの如く同じだがナース姿は眼福。

翌年の『銀座の恋の物語』に先駆けて、クラブ歌手と裕次郎によるデュエットシーンがある。
当時はこうやって新曲を宣伝する意図もあったのだろうか。
「デュエットしながら敵方の情報を聞き出す」という、かなり無理のあるぶっこみ方で笑う。
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