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キル・ビル Vol.2のヤスヤスのレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)
4.0
元々、前作と本作で1本の作品になる予定だったというが、テイストはかなり違う。
前作の破茶滅茶な感じは薄く、比較的オーソドックス。
冒頭の惨劇前の緊張感に満ちたシーンで一気に引き込まれるが、カンフー修行にゾンビなど、前作のノリも残っている。音楽も相変わらず良い。
終盤はビルのための時間だった。ビルが悪党として、非常に魅力的で、それだけに、ビルが愛するキドーに、それほど魅力を感じられないのが口惜しい。単にユマ・サーマンが自分好みでないとも言えるが。
タランティーノは、来月公開される「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で監督を引退するらしいが、「キル・ビル3」が実現されないのは、残念。
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