昔のおバカアクション映画感あって好き。コマンドーと同じカテゴリーに位置するのだろう。
アンチャーテッド3の船場はおそらくこれをリファレンスにしている気がする。錆びついた船の外骨格が懐かしい気分にさせる。
お話としては地球温暖化が進行して北極や南極の氷が全て溶けたらこの世界になってしまいそうなので、十分あり得そうな世紀末だと思う。マッドマックスは荒野で、こちらは水だけ。どちらを選ぶだろう。究極の2択だ。マッドマックスは未見なのでわからないけど、こちらは理想郷と呼べるドライランドが存在しているので、まだマシ。というか、このドライランドもこの世界になったら実際にありそうだから、地球温暖化が真面目に語られるようになった今再見する価値のある作品かもしれない。
そして本作は敵の小言が面白くて、名(迷)シーンが多くあった。これはコマンドー世代なのだろう。こういった風潮はアメリカが直に攻撃を受けた9.11以来なくなっていったという説があり、当時のアメリカのある意味能天気な情勢を思うと複雑な気分にもなる。
そして世紀末のくせして歯が白すぎる。全く磨いてなさそうなのにな……。
テーマソングは午後ローがオープニングで使っており、元々知ってた音楽だった。ちなみにだいぶ前に録画した午後ローバージョンを観たため、オープニングと本編で同じ曲を聴く稀有な体験をした。
楽しい映画だった。
