三四郎

あすなろ物語の三四郎のレビュー・感想・評価

あすなろ物語(1955年製作の映画)
3.5
檜によく似ている翌檜(あすなろ)。
明日は檜になろう、明日は檜になろうと一生懸命考えている木。故に翌檜。しかし永久に檜になれない。
檜になろうと努力する翌檜少年の物語。

その時々に人生の教訓になることを言ってくれる人に出会う少年。

第一の教訓。
お兄さんは、人より2倍勉強するように言う。勉強することはなかなか大変なことだと。
「人間一生そうでなきゃ駄目だ。自分に勝たなきゃね」
岡田茉莉子の目力、迫力があるなぁ。

第二の教訓。
勉強ができるだけじゃつまらない。男は強くなければならない。スポーツができてこそ男。
お寺のお姉さん、実は非常に良い人だった。


第三の教訓
人生には、自分の意思と力では変えられないものがある…。どうにもならないことがある。

それでも檜になりましょう。
三四郎

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