「こっち側」と「あっち側」のディスタンス。そうやって簡単に線引きできればいいのだけれども。
どうしてあんなところに行ってしまったのか。疑念。
なんで全てを捨ててしまったのか。
信じる対象が自分ではなかったのか。
怒り。苛立ち。悔しさ。憤り。
どんどんその人が変わっていってしまう恐ろしさ。
でもその人達にはその人たちにしかない信念と絆に近いものもあったんだろうなーとか思うと、ものすごく複雑。
純粋に愛する人を失った悲しみ、苦しみもあるし、それでも日常生活に戻らなきゃいけない、加害者遺族としてではなく人間として生きなきゃいけない。それも決して簡単に人には話せないだろう。
そこには色々な感情がある。
結果的に何も解決はできていないのだろうけど、最後の燃え盛る炎は印象的。