ハイエナちゃん

悪魔の毒々パーティのハイエナちゃんのレビュー・感想・評価

悪魔の毒々パーティ(2008年製作の映画)
3.0

90年代青春ホラー風。※2008年作品です。それがこのゾンビ映画のポジション。Boy meets Girl, Also Zombieなのである。
日本語タイトルは何だか下品なゴア表現満載のスプラッターホラーを想像させてしまっている点は、観る人を限定してしまい非常にもったいない。

●90年代青春ホラーとは?
登場人物はステレオタイプなアメリカ人ばかり。「プロムとかアメリカの高校ライフ楽しそう!」と憧れた時代のノリ。本作の登場人物たちもまさにそれ。ハイソサエティあり、オタクあり、チアリーダーあり、ロック野郎あり。このジャンルには欠かせない乱暴者もいる。

●スピルバーグ的映画
ただし物凄く悪い奴が登場するわけでもなく、ゾンビ映画としては残酷描写も控えめ、悲惨な場面もマイルド。明るい雰囲気でありつつ狙い過ぎたギャグもない。誤解を恐れずに言うと「スピルバーグ的」なゾンビ映画である。タイトルは「毒々」だがスピルバーグ映画と同じく毒はない。サクッと見て、終わりも爽やか。このジャンルはそれではいいのだ。

●吹替え版を大推奨
海外作品は基本的に字幕で見るのだが、この映画に関しては吹替えがおすすめ。子どもの頃、土曜日の夜に地上波で見たようなワクワク感に浸れる。

●まとめ
この映画の名言「朝までヤッてワンコイン!」
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