王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件のくぅーのレビュー・感想・評価

久しぶりに“香港のスピルバーグ”と呼ばれたツイ・ハーク監督らしさを存分に堪能…おかず満載の幕の内弁当的で、お腹満腹の余韻にニヤリ！
中国ではおなじみのディー判事の活躍を、唐の女帝の時代を舞台に、ミステリーかつサスペンスで、ラブな隠し味を施しつつアドベンチャーからアクションまで、ジェットコースター的に見せ切る一本…スペクタクルな大仏も見所。
香港映画好きにはキャスティングで犯人が予想できる野暮ったさですが…飽きさせない見せ場の多さで、中盤の判事と謎の女の華麗なバトルは、視覚的に思わず唸る巧さ。