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街のあかりのdastardlySniffのレビュー・感想・評価

街のあかり(2006年製作の映画)
3.6
カウリスマキ連続視聴6本目。敗者三部作のひとつらしい。三部作ってのは監督が自分で言ってるのか、見た人が言い始めたのか、ちょっと気になる。
要は負け犬を描いた話ということらしいんだけど、同じ敗者三部作扱いの『浮き雲』『過去のない男』は大変良かったので、これも期待して観たわけですが。

他の2作に比べて、救いがない。
俺自身も負け犬なので、身につまされてぐぬぬ、となった。せめて映画を観ているときだけでも夢を見させてほしかった。
というわけで、評価低めなのはそんな個人的な理由からで、映画が不出来というのではありません。

ディスコ(?)のシーンに出てくるバンド MELROSE は、同監督の『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』(1987)にも出ているそう。そちらの劇中歌はロカビリーっぽい印象だったが、今作(2006)ではヘヴィなロック。カッコ良い。
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