街のあかりの作品情報・感想・評価

「街のあかり」に投稿された感想・評価

な

なの感想・評価

3.7
ぁぁぁああああ
見ていられないほど不憫だ…(TT)
可哀想に…という単純な言葉しかでないんだけど、良い作品です
がく

がくの感想・評価

4.0
驚・カウリスマキ。

カウリスマキの十八番は、金が無く、運もない不憫な主人公の物語。そして最大の特徴は、無駄を一切省いた映画作り…。面白いカメラワークや壮大な音楽はない。全てが控えめだ。「カウリスマキは笑わない」登場人物が皆、どんな時でも真顔。それがカウリスマキ映画…。

今作の主人公は彼の作品の中でも最高に不憫だ…。しかし驚くべきことに1シーンだけ声をあげて笑う!!!!いつも通りの平坦な物語にボーッとしていたが一瞬で目がさめる!!!めっちゃビックリした!!それも刑務所で他の受刑者と話している時に笑った。うーむ、考えさせられる…。

どんなに不憫でも希望を捨てない、カウリスマキ作品の住人たち。ラストシーンでそれを改めて感じさせられるのだ…。
kam

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3.8
カウリスマキ敗者三部作の最後。

警備員コイスティネンは職場でもプライベートでも友人のいない孤独な男。唯一ソーセージグリルのお店の女性とは言葉を交わす。そんな男が色仕掛けにはまり…

コイスティネンの不幸具合が敗者三部作のなかでも際立ってる。でもそこはカウリスマキ。ちゃんと幸福の兆しへ繋げてくれる。

とことん見てるものに想像させるカット割り。手法はある意味クラシカル何だろうけど、シンプルでちょいと笑えて好き。
え…すきだ…カウリスマキ苦手だったけどもうこれくらいのわかりやすくて平凡な職業のストーリーだとめちゃ生きるじゃん。移民とか複雑になってくると別に考えなきゃいけないこともあって疲れてたんだけど、これすき!
カウリスマキの人間の見方いいねあと彼の映画のかたちがわかった気がする
希望のかなたでもあった気がするんだけど、ダンプカー?の下好きなのかな
Jean

Jeanの感想・評価

4.0
人間の忠実さ、純粋さに対して鋭く刃を向ける物語は刺々しく、苦しかった。コイスティネンの優しい性格と誠実さに漬け込む悪に決して敗北しないぞという強い気持ちが感じられた。

カウリスマキの無駄のない映画表現と音楽の使い方から登場人物たちの性格や心情が見え隠れする感じが物語と合っていたと思う。

相変わらずラストは少し弱いが、カウリスマキなりの小さな前向きさと作品全体を通して見やすかったことを含めると個人的に好きな作品ではあった。
好きな女性には不器用、好いてくれる女性にはぶっきらぼうなコイスティネンに女性目線で「あぁっ、もう‼︎」ってなる。

とは言っても玉山鉄二さんに憂鬱さと無骨さを足したようなコイスティネン役ヤンネ・フーティアイネンには正直女性心をくすぐられたし、演技も存在感もカウリスマキ映画に馴染んでて良い配役だなと。

コイスティネンがデートをしたと聞いて彼を追い返した後、グリル屋さんの明かりがどんどん消えてく画がすごくシュール。「女だってあんな時あるよね」と笑えるし何だか悲しくもなる。

前作の「過去のない男」よりも洗練された印象で、朴訥さは増したのに素朴さは薄まったような。敗者三部作のトリがこれだなんて、凡人の私には到底解らないものがありますがだからこそカウリスマキは面白いのかな。
へい

へいの感想・評価

5.0
アキカウリスマキをこれから見まくるけど、最初の一つ目。短くて、シンプルでめちゃくちゃいい映画だった。

金はなく、同僚には嫌われ、喧嘩も負け、女にモテず孤独な夜勤警備員。唯一の話し相手は、仕事終わりに立ち寄るソーセージ屋の女性。
主人公は無謀な希望は持ってる。いや、嘘だとしてもプライドを持たないと生きていけない。

そんな主人公が、ある日いかにも怪しい美女に突然言い寄られて。

このどうしようもない主人公は何処までとお人好しなところ。そして、どんな状況になったとしても淡々と受け入れる。まぁ、暴走するけど簡単にボロボロにやられてしまうところがまたいい。

どんな風になったとしても、いつも気にかけてくれた人がいることの有難さ。それがあるから、最後には生きていってもいいんじゃないかと思ってしまう。

途中、ソーセージ屋の女性のツンデレに全く気づかない主人公に、モー〜ってなる。
ミク

ミクの感想・評価

4.5
人生惨敗でも希望があれば希望さえあれば。なんともシンプルなメッセージを赤い色で伝えてくれる、悲壮感たっぷりだけど心温まる。
いみ

いみの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タバコをふかせてお酒を飲むことで日々を埋める生活の主人公。警備員の彼はいつか自分の警備会社を経営する夢を持っている。
愛想がないからか周りからは煙たがられている様子。
知り合いは行きつけのフランクフルト屋の女と道で生活している?黒人の男の子、そして犬。

食堂で知り合った女と付き合いだすが女はヤクザの女だった。男をはめて宝石を盗むヤクザ。
なにも言わない男は罪をかぶり(といっても犯罪を手伝った罪)二年間刑務所に。
フランクフルトの女は手紙を出すが、男は読まずにビリビリにしてしまう。
出所しレストランの洗い場で働く男。
たまたま客で来ていたヤクザと女を見てしまう。
家でお茶を飲みながらナイフを手に立つ男。
ヤクザを刺そうとするも失敗、ぼこぼこにされる。
黒人の男の子は見ていた。
フランクフルト屋の女を男のもとへつれていく。
女「死なないで」
男「ここでは死ねない」
そして初めて男は女の手をそっと繋ぐのだった。



「過去のない男」とセットになっているDVDをレンタルして観た。
過去のない男の方が好き。
騙されて罪を被るのはみていて悔しいから。

でも相変わらずの監督節にほっとする。
タバコをすってばかり(タバコは大嫌いだけど)、無愛想で無口な人たち、出てくる女の無骨っぷり。
食べてふかして音楽と一輪の花を愛でる。
いいなぁ。
見ていて安心する。
2MO

2MOの感想・評価

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負け犬をとことん追い詰めて掃き捨てるのがこの社会のやり方なら、そうか、そうすりゃいいさ。力には屈しても決して折られやしない心。何も持たざる弱き男がただ一つ立派に持ち合わせている、大層、厄介なプライドさ。

そうさ孤独さ。悲しい男さ。だからって寂しいだなんだ、愛がどうとか野暮な台詞を吐くほど落ちぶれちゃいねえ。

雨は暗い窓を叩く
冷たい涙のように
決して来ぬ女を待ちわびて

歌に語らせ、男は心で泣くもんだ。
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