街のあかりの作品情報・感想・評価

「街のあかり」に投稿された感想・評価

Rainbow30

Rainbow30の感想・評価

3.6
アキ・カウリスマキ監督作品。

警備員の仕事をしている男は、周囲からも疎まれており、孤独な男。唯一の友人らしき人はソーセージ売店の女性ぐらい。
そんな彼に声をかけて来た金髪女性がいて、彼は彼女に好意を抱いているように見えるが、自分の思いを直接の行動に表さない男なのでハッキリしない。
金髪女性が彼に接近したのは、裏で彼女を操っている実業家がいたからであり、警備員の彼に同行させた金髪女性は暗証番号を憶えて実業家に渡して、睡眠薬で眠らせた警備員から鍵束を盗んで渡したので宝石店の商品を丸ごと盗まれてしまう。
疑われる警備員だが、証拠不十分で不起訴になるものの、実業家は盗んだ宝石を金髪女性に警備員の自宅に置くことで、彼を有罪にさせる。実業家は、自分の力量をはかるために警備員の男を利用したように見える。
そして、……。
物語はまだ続くのだが、「カウリスマキ監督にしては悲観的な映画だなぁ~」と思ってみていたが、結末は観てのお楽しみ。

途中のロック演奏シーンが個人的には良かった。
ekn

eknの感想・評価

4.0
冒頭のロシア文学談義から主人公の不条理な運命を予感させる。彼に対して向けられる他者からの冷たい視線。ひとつも問題が解決しないまま終わる潔さ。『過去のない男』の後は少し物足りない。
kh

khの感想・評価

4.5
こういう映画が見たかった。完璧な映画。とまで言うと言い過ぎか。

このレビューはネタバレを含みます

【街のあかり】とは何か。
夜汽車に乗って敷かれたレールの上、窓の外を見ても真っ暗闇で何も見えない……不確かで脆い、心が孤独に支配されそうになる、そんな中、一つ灯りが見える。誰かがいる。顔を合わせたことも話をしたことがなくとも、地続きで誰かと繋がっている。独りではない、という実感。

こういった人が生きていくことにとって大切な、他者との関わりの本質を描いた素晴らしい作品だと思った。カウリスマキ作品ではかなりストーリー性がある。

冒頭から、灯りのモチーフとして女性が営む質素で小さな店があり、ラスト、その女性の手を握り、心の灯火、人の体温、人との繋がりを感じ、【ここじゃ、死なない】というセリフで幕が降りる。

ラブストーリーという陳腐な表現はしたくない、これは人類愛のストーリーだ。
drymoon

drymoonの感想・評価

4.8
気持ち良いほど報われない孤独な敗者が笑みを浮かべたのは皮肉にも塀の中。静寂の中にのめりこまれた
淡々と進む間に細部まで目を配る余裕を持たせてくれる。アキカウリスマキの細部への拘りに惚れ惚れした
カウリスマキのリズムで紡がれる敗北、自己犠牲、復讐、再生、希望の物語。
ichita

ichitaの感想・評価

4.0
2度目の鑑賞。

上目遣いがちょっとマッティペロンパーを彷彿とさせる主人公が、まぁそれはそれは酷い目にあいます。

受け身で流されがちな主人公がラストにキッパリと言う一言に痺れましたね。

登場犬の名前はパユ。
「過去のない男」のハンニバル(本名タハティ)の子どもですって。
RanUeda

RanUedaの感想・評価

3.8
そんな…という結末。主人公があまりに不憫。敗者三部作の完結編ということだけど、過去のない男に比べると(浮き雲未見)希望が持ちにくいラスト。でも繋いだ手のカットは絶望の淵でも手を取り合いながら生きるという暗示なのか。
内装インテリアがカウリスマキ作品の中でも特に魅力的。カットごとのアングルや物の配置、色にも相当心血注いでいるのだろうな。
パラダイスの夕暮れのイロナがチラッと登場するね、同じ時間軸の物語だったりするのかな。
タコス

タコスの感想・評価

4.5
「お前のことは裏切らない
犬のように忠実で バカでめめしい男さ」

「死なないで」
「ここじゃ死なない」
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刑務所,映画,鍵,当然の結果.
RIN

RINの感想・評価

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やべえ、なんかすげえ良かった
シンパシー感じたり、フィンランドてたしかキシリトールだったよな、てチンパンジー並みの思考回路で観たり
囚人服洒落てんな〜、て
L て建物イケてるわー
早くおわんないかなー、て思いながら何度も巻き戻してじっくり観た

早く終わって欲しいのにずっと観ていたい映画
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